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スポーツの際に生じる膝の外側の痛み【ランナー膝】とは?
新着情報・コラム | 2017.02.24
中でも通称「ランナー膝」と呼ばれる腸脛靭帯(ちょうけいじんたい)炎に悩まされるケースは多く、「走りたいのに走れない」というジレンマをよく耳にします。
■ランナー膝はなぜ起きる?
ランニングをすると「大腿(だいたい)筋膜張筋」といって、骨盤の横から太ももの外側を通って膝の横についている筋肉がものすごく張ります。
なぜ、ここの筋肉が張るかというと、まず普通に歩くときの様子を思い浮かべてください。
人が歩くときには左右の足を骨盤の幅よりやや狭い幅で前方に出しています。
2本のライン上を歩く感じです。
それが走るとなると、両足を出す幅は骨盤の幅よりも狭くなり、ちょうど1本のライン上をたどるようになります。
このとき大腿筋膜張筋は歩行時よりも引っ張られ、それとともに脛(スネ)の骨へとつながる「腸脛靭帯」も伸ばされます。
それが頻繁になると、やがて炎症が起きて腸脛靭帯炎、いわゆるランナー膝になります。
ランナー膝は一見、膝の故障のようですが、実は筋肉の炎症です。
■中殿筋を鍛えてランナー膝を防ぐ
では、痛みが出るのを防ぐにはどうすればいいのかというと、「中殿筋(ちゅうでんきん)」という大腿筋膜張筋の奥にある筋肉を鍛えるのが効果的です。
お尻の横についている中殿筋は歩行時のバランスを保つ働きをしていて、正しく機能すれば、ランニングのときもお尻が左右にぷりぷり揺れるのを止めてくれます。
ということは、つまり大腿筋膜張筋があまり引っ張られずに済み、腸脛靭帯にかかる張力も軽減され、腸脛靭帯炎を防げるというわけです。
ヒザにトラブルがある方、中殿筋をトレーニングしましょう。
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